【膝が痛い】(膝を曲げると痛い・変形性膝関節症)

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【膝】について

 

 

【膝の構造】

 

【3つの骨】

膝の関節は、【大腿骨(太ももの骨)】【頸骨(すねの骨)】【膝蓋骨(お皿の部分)】の3つの骨から形成されています。

【軟骨】

「3つの骨」それぞれが接触する部分は、【軟骨(数ミリ)】という【クッション】で覆われています。

【半月板】

【大腿骨】と【脛骨】の間には、【クッション】の役割をする【半月板(三日月形)】があります。

【4本の靭帯】

【大腿骨】と【脛骨】の間には、【膝の関節】を安定にする為に、【靭帯(ひも)】が4本張っています。

【関節包】

【膝の関節】は、【関節包】という【袋】に包まれています。

【滑膜】

【関節包】の内側には【滑膜(薄い膜)】があり、【関節液】を分泌します。【関節液】には「膝の動きをスムーズにする」「軟骨に栄養を与える」役割があります。

 

【膝の軟骨】の役割

 

【膝】にかかる「体重の負荷を軽減する」役割

【膝】を「スムーズに曲げられる」ようにする

 

 

【変形性膝関節症】

 

【膝の痛み】を訴える高齢者のうち、およそ90%が【変形性膝関節症】です。

 

【変形性膝関節症】とは?

【膝関節の変形】により【痛み】が生じる場合を【変形性膝関節症】と言います。

 

【変形性膝関節症】の症状

 

【膝が痛い】

【足】をまっすぐに伸ばせない

 

【膝の痛み】の進み方

 

動きはじめる時に、「膝がこわばる」「膝が重い」

動き始める時に、「膝が痛い」

常に「膝が痛い」

「膝の曲げ伸ばしができない」

 

 

【膝が痛む】原因

 

【膝】に【体重】による負荷がかかりすぎると、【軟骨】がすり減ってきます。

 

そして、そのすり減った【軟骨のカケラ】が、

【関節】の中を【浮遊】して【炎症】が起こり、【痛み】が発生します。

 

そのまま放置しておくと、更に【軟骨】がすり減り、

最終的には、【軟骨】がなくなってしまいます。

 

そうすると・・・

【体重】がかかる度に、「骨同士がぶつかり合って」しまい、

【激しい痛み】が生じます。

 

【変形性膝関節症】になりやすい人

 

【体重が重い】

【膝】には「歩く時に体重の2~3倍の負荷がかかる」ので、【体重】は、「軟骨がすり減る」原因になります。

【加齢】

【加齢】とともに【軟骨】がすり減ってきます。

【女性】

【女性】は、【男性】よりも【筋力】がなく「関節を支える力が弱い」ため。

【O脚】

【O脚】の構造上、「膝の内側」に負担がかかり、「膝の内側の軟骨」がすり減ってしまいます。【O脚】の場合「靴の外側がすり減る」のが特徴です。

【運動不足】

「運動をあまりしない」と、【筋力】がなくなり、【関節を支える力】が弱まります。

【損傷】

【激しい運動】や【事故】などにより、【靭帯】や【半月板】を【損傷】している場合は、【軟骨】がすり減る原因となり、2次的に【変形性膝関節症】を発症しやすくなります。

 

【骨棘(こつきょく)】

 

【関節】に、「棘のようになった骨」ができる場合があります。

 

これを【骨棘】と言います。

 

【骨棘】は、「不安定になった関節を安定させる為に、軟骨が骨に変化したもの」と言われています。

 

【痛み】と【炎症】の悪循環

 

【軟骨】がすり減ると、

【軟骨のかけら】が【関節包の内側の組織】を刺激して

【炎症】が起こり、【膝が痛く】なります。

 

【炎症】は、【正常な軟骨】に影響を及ぼし、【軟骨】を更に壊してしまいます。

 

その為、【痛み】と【炎症】の悪循環が起こり、

【痛み】が中々とれなくなってしまいます。

 

 

 

【医師】変形性膝関節症の治療

 

【運動療法】

【膝周りの筋肉】を鍛え、【軟骨】がすり減るのを防ぎます。

 

【補助具】

「膝の負担を軽減する」目的で、【補助具】を使用します。

【サポーター】

「膝を温める」事が主な目的です。

【足底板】

「靴の中敷きとして使用する」タイプと、「足に直接つけて室内で使用する」タイプがあります。

【杖】

【膝の負担】を軽減する為に、「膝に痛みがない側」に杖を持ちます。【痛みのある膝】と【杖】を同時に前に出す事で、負担を軽減できます。

 

【薬物療法】

 

【塗り薬・飲み薬・座薬】

・【炎症を抑える薬】
・【痛みを抑える薬】

【注射】

【膝関節】に【注射】して、【ヒアルロン酸】を直接注入します。

【ヒアルロン酸】は、「関節液に似た成分」なので、「軟骨の動きをスムーズにする」、「栄養を与えて軟骨を保護する」効果があります。

「炎症を抑える」効果もあります。

基本的に副作用はありませんが、効果が一時的なので、【運動療法】などを併用する必要があります。

 

【手術】

 

【関節内郭清術】

【膝】に「小さな穴」をあけて、【内視鏡】を見ながら「軟骨のかけら」を取り除く【手術】です。

【骨切り術】

「内側の軟骨がすり減っている場合」に適用され、いくつかの方法があります。

 

例えば・・・【脛の骨】の一部に切り込みをいれて、広げます。その中に【人工の骨】を挿入し、【金属で固定】します。

 

このような方法により、【膝の内側】に過剰にかかっていた負担を取り除くことなどができます。

【人工関節置換術】

「関節の変形が大きい場合」や「軟骨のすり減りが進んでいる場合」などに行われます。

 

【人工の関節】に置き換える【手術】です。

 

【人工関節】は、正座ができません。

※膝は120度位曲げる事ができます。

 

 

 

 

【鍼灸治療】膝の痛み

 

 

【膝の痛み】に対する鍼灸治療

 

【痛みの軽減】は、【鍼灸治療】が最も得意とする【症状】です。

 

【鍼】の刺激により、

【痛み物質】を追いやり、【鎮痛物質の分泌】を促します。

 

また、痛みのある場所から離れた所に【強い刺激】を与える事で、

「意識を他の所へ集中」させて、痛みを緩和させる【技法】もあります。

 

【膝の骨】に繋がっている

【太ももの筋肉】や【膝下の筋肉】が硬くなっていると、

【膝】に負担がかかり、【痛み】を増長させてしまいますので、

【筋肉を和らげる】事も大切です。

 

 

 

 

 

【膝】に対するケア

 

【膝に痛み】が発生したら・・・

 

【冷やす】

【炎症がある】【腫れている】時は、冷やします。

【温める】

「お風呂に入る」など【膝を温める】と、【痛み】が軽減されます。

 

日常生活で気を付ける点

 

【体重を減らす】

「動作による膝の負担度合い」は、次の通りです。

【歩く時】:体重の2~3倍
【階段の上り下り】:体重の5~7倍
【走る時】:体重の10倍

【筋力up!】

【膝周りの筋肉】を鍛え、【膝の関節】を安定化させると、【痛み】が軽減されます。

【運動】して筋力upを目指しましょう!!

 

 

 

【膝の痛み】を和らげる運動

 

 

【運動前の注意事項】

・別の病気がある場合は、医師に相談する。

・激しい痛みが出たら中止する

 

【大腿四頭筋】を鍛える

 

【太モモの前側】にある筋肉を鍛えます。

 

【椅子】に浅く座る。

【鍛える側の脚】を、前にまっすぐ伸ばし、【踵】を地面につける。

【足先】を立てたまま、【10cm】くらい【脚】を持ち上げる。


【 5秒間】キープしたら、【足】を地面に戻してください。

※【朝】【昼】【晩】に10回ずつ行って下さい。


 

 

【太モモの外側】を鍛える(その1)

 

【椅子】に浅く座り、【裸足】になる。

両方の【親指】と【人差し指】の間に【タオル】を挟む。

 

【踵】を地面につけて、【両脚】を前にまっすぐ伸ばす。


【タオル】を【指の間】に挟んだまま、【外側】に広げ、【5秒間キープ】したら一旦休む。

※【朝】【昼】【晩】に10回ずつ行って下さい。


 

 

【太モモの外側】を鍛える(その2)

 

【横向き】に寝る。

【上側の足】を、【膝】を曲げずにまっすぐ伸ばしたまま持ち上げ、【5秒間キープ】します。

一旦、【足】をおろします。

※【朝】【昼】【晩】に10回ずつ行って下さい。


 

 

 

【太モモの内側】を鍛える(その2)

 

【太もも】の間に【ボール】を挟みます。

【ボール】を【太もも】で【5秒間】押しつけます。

一旦、楽にします。

※【朝】【昼】【晩】に10回ずつ行って下さい。


 

 

 

参考文献

 

 

 

 

出張専門鍼灸マッサージ治療 ジャスミン

 

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