【肩凝り】【肩の痛み】
(四十肩・五十肩・腕を上げると肩が痛い・肩関節周囲炎)
HOME >【鍼灸適応疾患】>【肩凝り】【肩の痛み】(四十肩・五十肩・腕を上げると肩が痛い・肩関節周囲炎)
【肩のトラブル】:【鍼灸治療】がお薦め♪
次の症状に該当する場合は、【鍼灸治療】がお薦めです。
【慢性の肩凝り】 |
【肩が凝り過ぎ】で・・・【不快感】【痛み】【辛さ】に悪化してしまった |
【四十肩】【五十肩】 |
腕の使い過ぎによる【肩の痛み】 |
【肩の痛み】が、奥の方(深い場所)から感じる。 |
【肩の構造】
【肩の関節】について
【肩の関節】には、『鎖骨』『肩甲骨』『腕』の3つの骨があります。
そして、【腕の骨】は、【筋肉】によって囲まれています。
【肩関節の動き】を安定させる為に、
【筋肉】と【腕の骨】を【腱板】が繋いでいます。
【肩凝り】
【肩凝り】の原因
【姿勢】が悪い |
長時間同じ【姿勢】でいる |
事により【特定の筋肉】(僧帽筋、肩甲挙筋)に負担がかかると、
【筋肉】が硬くなります。
【筋肉】が硬くなると、
「血流が悪くなったり」「神経を挟んだり」して、【肩凝り】が起こります。
【良い姿勢】とは?
壁に背を向けて立ちます。 |
|
★壁から【指2本分の隙間】がある★ ★壁に当たっている部分★ |
【筋肉の凝り】が痛みを起こすメカニズム
【筋肉が凝る】と、
【筋肉】の中の「血管が圧迫」されて、【血流】が悪くなります。
【血液】は、【酸素】や【栄養】を全身に行き渡らせる役割があるので、
「血液循環が低下する」と、【酸素】や【栄養】が不足してしまい、
【痛み物質(乳酸etc.・・・)】が発生します。
【痛み物質】は、【知覚神経(痛みを感じる神経)】を刺激し、
その痛みが【脳に伝達】されます。
その為、【筋肉の凝り】により、【痛み】を感じてしまうのです。
また【痛み】は、【交感神経(血管を縮める作用)】や
【運動神経(筋肉の緊張を強める作用)】を緊張させるので、
更に【筋肉の凝り】が増します。
その結果、「凝りの痛みが痛みを生み出す」
という【痛みの悪循環】が発生してしまうのです。
【肩の痛み】が長引く要因
【脳】や【脊髄】が痛みを記憶してしまう |
痛みを伝える【神経】のトラブル |
【姿勢】が悪い |
【筋肉】が硬くなっている |
【肩の不調】枕が原因?
「寝ている時の姿勢」が原因で、
【頚~肩凝り】や【頚~肩の痛み】が発生している場合があります。
【枕の高さ】も重要になってきますので、チェックしてみましょう!
【理想的な枕の高さ】
【横向き】 | 【おでこ】【鼻】【胸骨】の「3点を結んだ線が水平になる」ようにします。 |
---|---|
【仰向け】 | ・【枕】を「肩の近く」に置き、枕と肩に間隔を空けない |
【寝返り】 | 【両手】をクロスして【肩】に当てて、【左右に寝返り】をして、次の事柄をチェックして下さい。 『楽に寝返りできるか?』 『肩と腰がバラバラにならず、同時動いているか?』 |
【肩凝り】を解消する運動法
【肩凝り】を解消する運動
【筋肉】が凝っている場合、
『縮んだ筋肉』と『伸びた筋肉』が存在します。
その為、解消するには
『縮んでいる筋肉は・・・ストレッチで伸ばす!!』
『伸びている筋肉は・・・鍛える!!』必要があります。
運動する際には、まず【自分のタイプ】を見極めて
『どの筋肉が伸び縮みしてているのか?』を把握して、
最適にアプローチする必要があります。
【いかり肩タイプ】肩凝りを解消する運動法
以下の【筋肉】が原因で、「両肩が持ち上がっている」(鎖骨の端が上がっている)場合を【いかり肩】と言います。
【肩上部の筋肉】(僧帽筋上部繊維&肩甲挙筋)が縮んでいる |
【肩下部の筋肉】(僧帽筋下部繊維)が伸びている |
「首をすぼめる」ように【両肩】を上に持ち上げて、 『スト~ン!』と下げます。 |
|
【体の後ろ側】で両手を組みます。 【お腹】を少し凹ませて、 「肩甲骨を下げる」ように意識しながら、 【両手】を腰からお尻に沿って滑らせるように下げていきます。 この動作を【10~20回】繰り返し行って下さい。
|
【なで肩タイプ】肩凝りを解消する運動法
以下の【筋肉】が原因で、「両肩が下がっている」(鎖骨の端が下がっている)場合を【なで肩】と言います。
【肩の内側の筋肉】(肩甲挙筋)が縮んでいる |
【僧帽筋】が伸びている |
【僧帽筋を鍛える運動】
「伸ばしたい筋肉側」の手で、「反対側の肩」を押さえたまま、【顔】を手を置いた方に回して、「鼻が肩に近づくように」します。そのまま、【10秒~20秒】静止。 |
|
【肘】を「肩の高さより上の位置」で直角に曲げて、【両手】を上にあげます。その姿勢のままで(肩と肘の角度を変えないまま)、「頚をすくめる」ようにして、【肩甲骨】ごと上に持ち上げて、【5秒静止】したら下げます。 この動作を【10~20回】繰り返して下さい。 |
【医師】肩の痛みに対する治療
【薬物療法】筋肉の凝りで発生した痛み
【炎症】を抑える薬 |
【筋肉】を柔らかくする薬 |
【トリガーポイント】に、【局所麻酔薬】を注射する |
【星状神経節ブロック】 ※「血管を緩める」目的で、【星状神経節(交感神経の塊)】に【局所麻酔薬】を注射します。 |
肩の痛み
【関節の障害】による肩の痛みの原因
【四十肩】【五十肩】【肩関節周囲炎】 |
【腱板断裂】 |
【石灰沈着性肩関節炎】 |
【四十肩・五十肩】(肩関節周囲炎)
【四十肩・五十肩】とは?
【関節包】や【滑液包】に炎症が起きる事で、
「関節が固くなってしまい、動きが悪くなる」40~50代に多い病気で、
正式には【肩関節周囲炎】と言います。
【四十肩・五十肩】肩が痛い原因
【肩の関節】を支えている
【腱板の炎症】(棘上筋腱、上腕二頭筋長頭腱)が、
【関節包に波及】し、【関節包が縮む】事で、【肩に痛み】が発生します。
【痛み】とともに、次第に【拘縮】が起こって、運動制限が現れてきます。
【自然に治る病気】です。
【四十肩・五十肩】の原因
【年齢】 |
【肩の関節】が不安定のまま動かしている |
【医師】:【四十肩・五十肩】の治療
【急性期】 | 【発症】してから【1~2か月】の間です。 【痛みは強い】けれど、 【肩の動きに制限はない】時期です。
【薬】で「痛みを抑える」事が有効です。
★【薬物療法】★ |
---|---|
【慢性期】 | 【発症】してから【5~6か月】の間です。
「肩の動きが制限される」時期です。
「肩を温める治療」が有効です。
|
【回復期】 |
【スポーツ】などで「肩を積極的に動かし、肩を動かさない間に落ちてしまった筋力を回復させる」為に、【筋力トレーニング】も有効です。 |
【鍼灸治療】:【四十肩・五十肩】の治療
【東洋医学】では・・・
【老化】とともに「気血が滞り」、
「肩に栄養が行き渡らない」「肩が冷える」事で、
【痛みが引き起こされている】と考えています。
【痛み】物質を追い出し、【鎮痛物質】を誘導する |
【血行を良くする】 |
【肩の動きを良くする】 |
目的で、【鍼】【お灸】【マッサージ】を行います。
【四十肩・五十肩】の運動法
【お風呂あがり】など、「肩が温まった状態」で行って下さい。
【四十肩・五十肩】腕を上げる運動
「腕を上げる」事で、【肩の動き】を良くします。
仰向けに寝る |
|
【痛い側の筋肉】は使わず、【反対側の手】で【悪い側の肘】を持って「押し上げるように」しながら、【肩に痛みがある方の腕】を【頭の上】まで伸ばします。 |
【四十肩・五十肩】肩を開く運動
「肩を開く」事で、【肩の動き】を良くします。
仰向けに寝る |
|
【頭の後ろ】で手を組む |
|
「肘を開く・すぼめる」動きを繰り返す。 |
【四十肩・五十肩】腱板の後ろ側の筋肉を鍛える運動
【ゴムチューブ】を両手に持ちます。 |
|
|
|
その姿勢をキープしたまま、 【ゴム】を両手で外側に引っ張り、 広げたまま【5秒静止】します。 【5~10回】を【1セット】として、【1日2回】行う。 |
【発症している側】の「肘を直角」に曲げ、【脇】をしめます。
【反対側の手】で「手の甲を抑えて抵抗」をかけながら、
「手を外側に開く」方法もあります。
【四十肩・五十肩】腱板の前側の筋肉を鍛える運動
発症している側の「肘を直角」に曲げます。 |
|
「手の平」に、良い側の拳を押しつけます。 |
|
押しつけられた方は、「押されないように位置をキープする」ようにして、【5秒間】抵抗をかけたら、力を抜きます。 【5~10回】を【1セット】として、【1日2回】行う。 |
【鍵盤断裂】
【鍵盤断裂】とは?
【50代】以上に多い病気です。
【肩の使い過ぎ】などにより、
【腱板】が擦り減って亀裂が入った |
【腱板】が切れてしまった |
状態です。
「手術しない限り」元に戻すことはできませんが、
「筋肉を鍛えると、ある程度、症状を抑える」事ができます。
【鍵盤断裂】の症状
腕を上げる途中に【痛みがある】けれど、
腕が上がりきってしまえば【痛みがない】のが特徴です。
【鍵盤断裂】の原因
【加齢】 |
【肩の酷使】 |
【怪我】 |
【医師】:【鍵盤断裂】の検査
【超音波】【MRI】により、「腱板断裂の有無」がわかります。
※左右の筋肉を見比べると・・・
『断裂している方の筋肉が痩せて』いる事が分かります。
【医師】:【鍵盤断裂】の治療法
「肩の痛みを抑え」ながら、「肩の動きを良く」して、
「肩を安定させる」為に、【筋力トレーニングする】事が大切です。
【薬物治療】 | ・【炎症を抑える薬】 |
---|---|
【手術】 | 「切れた所を前に出して、骨に縫い付ける」手術です。 【術後のリハビリ】が半年くらい必要です。 【筋力トレーニング】も合わせて行います。 |
【鍵盤断裂】:運動法
「腕を横に上げ下げする運動」はNG!
【腕】を「だらん」と下げる |
|
体を動かして、「腕を振り子のように」動かす。
|
【肩のトラブル】に対する鍼灸治療の症例
「肩の痛み」に対する鍼灸治療の症例
◆79歳 男性◆
★主な症状★
・肩(前側)が痛い
・両膝が痛い・・・整形外科に通院。「変形性膝関節症」と診断。毎日湿布を貼る。
・腰が痛い
・足が浮腫む
★補足★
・降圧剤、血液をサラサラにする薬を服用している
★指圧60分+灸治療★
「鍼は苦手」という事で「指圧+お灸」です。治療後は・・・「痛みがない。体が軽くなった。元気が出てきた。」と仰っていました。
★自宅ケア★
「変形による膝の痛み→姿勢が崩れて腰に負担がかかり腰痛発生」
「猫背で姿勢が悪い→肩が内側に入ってしまう→肩関節の前側の血行が悪くなり痛む」事が原因です。「肩を開く姿勢」を説明しました。また、膝や腰のケアとして「太陽」「ロイヤルトップ」をお薦めしました。大変気に入ったようで、現在は、「太陽」「ロイヤルトップ」両方を愛用しています。
************************************
◆40代 男性 肩が痛い!! ◆
★主な症状★
・四十肩(左) ・・・頭の後ろに手を持っていく動作が痛い!!
・携帯を握る時などに、右母指が痛い
★その他の症状★
・肛門が痒い!!・・・何年も前から
・慢性的な腰痛・・・ギックリ腰に何度もなっている
・慢性的な頭痛
★鍼灸治療★
頭、腕、腰にも症状がでているので、上半身全体を治療しました。その後、肩を動かして痛みを確認しながら、鍼で調整を行いました。
出張専門鍼灸マッサージ治療 ジャスミン
営業日 | 【火曜日】~【土曜日】 |
---|---|
定休日 | 【日曜】【月曜】【祝日】 |
営業時間 | 【10時~20時】開始まで(受付:17時迄) |
予約 | 090-6309-9168
【当日】のご予約は【電話】でお願い致します。 |