【脱毛症】
【鍼灸治療】の本来の目的は、「発症する前に防ぐ」事です。
「髪の毛に十分な栄養が行き渡る」事を目的として【鍼灸治療】を行う事で、
【頭髪の薄毛予防】になります。
【頭髪】に関する統計
【頭髪】に関する統計
【20~50歳代】の【男性】では、年代を問わず【6割以上】の人が、
「頭髪が薄くなることを心配している」と言います。
また実際に、【薄毛の男性】は、
「1200万人を越える!!」と推定する調査結果もあります。
【毛の周期】について
【髪の毛】が生え変わるまでの【周期】
【成長期】 | 【頭皮】の下にある【毛根】から、 【血液中の栄養】を受け取り、【毛】を作り出します。 【2~6年】かけて伸びていきます。 |
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【移行期】 | 【毛の成長】が止まります。 |
【移行期】 | 【ちょっとした刺激】でも【髪の毛】が抜けます。 【3~4カ月】続きます。 |
脱毛症の種類
【壮年性脱毛症】
20歳ころから発症し、年齢が高くなるほど患者さんの数は増えます。
【男性】に多いですが、【女性】にも発症します。
主に、【頭部】の【前方】や、【てっぺん】が、
【抜け毛】になったり、【薄毛】になったりし、
最終的には【髪の毛が無くなって】しまいます。
【壮年性脱毛症】の原因は、詳しくは解明されていませんが、
【遺伝】や【男性ホルモン分泌】が関係していると考えられています。
完全な治療法は見つかっていません。
【円形脱毛症】
【円形脱毛症】は・・・
「ある日突然、髪の毛が抜ける病気」です。
境界のハッキリした【円形(楕円形)の脱毛】が生じます。
【1か所だけ】の場合や、【数か所同時にできて融合する】場合もあり、
【10円玉~手の平】くらいの大きさになります。
自然に治る事もありますが、再発を繰り返す方もいます。
【トリコチロマニア】(抜毛狂)
【トリコチロマニア】は、「心の病」とも言われ、
特に【情緒不安定な時期】である、
【幼稚園~小学生】に現れやすい傾向があります。
【性癖】のひとつで、本人が【無意識】に、
「自ら毛髪を引き抜く行為を繰り返し行う」ため、
【抜け毛(脱毛)】が進行していきます。
専門医に相談する事が重要です。
【年齢】による違い
【若い】 | 【男性ホルモン】の影響で、 【髪の毛を作る所】が弱くなっている。 |
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【高齢】 | 【老化現象】で【髪の毛を作る所】全体が弱くなっている。 |
【トリコチロマニア】について
【トリコチロマニア】の特徴
【脱毛】部分の【皮膚】が「ツルツル」していない。 (【ちぎられた短毛】が残存している。) |
【脱毛】部位が移動する。 |
【毛髪】が布団にはなく、机の周辺で見つかる。 |
「爪を噛む」「指しゃぶり」の前癖があった |
【円形脱毛症】について
【円形脱毛症】のタイプ
【一か所】できる |
【複数個所】できる |
【広く脱毛】してしまう |
【髪の毛】だけでなく、 【眉毛】【睫】など・・・【他の体毛】も抜けてしまう。 |
【円形脱毛症】の原因
残念ながら・・・
【原因】は解明されていません。
「次のような事が関係・誘因している」と考えられています。
【精神的ストレス】 | 【自律神経の乱れ】 |
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【自己免疫疾患】 | 【毛】の周りに【炎症】が起こる事で発症します。 ※【橋本病】【膠原病】などの、【その他の自己免疫疾患】がある場合も、【脱毛症】の【誘因】になる事があります。 |
【アレルギー】 | 【花粉症】【アトピー性皮膚炎】 |
【遺伝】 |
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【自己免疫疾患】による【脱毛】とは?
【正常な免疫】 | 【体の外】から【異物】が入ってきた時に、【Tリンパ球】が【異物】を追い出してくれる機能です。 ※【異物】:【ウィルス】【細菌】など |
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【自己免疫疾患】による【脱毛症】 | 【Tリンパ球】が・・・「毛根に悪い物が居る!!」と、「間違えて感知」してしまい、【毛根】を攻撃する事で、【毛を作る機能】が損なわれてしまい、【毛】が抜け落ちてしまいまう状態です。 |
医師:【円形脱毛症】の治療
【円形脱毛症】の治療の目安
【円形脱毛症】は、自然に治る事も多い病気ですが、
以下にあげた症状に該当する場合は、【医師にご相談】下さい。
【脱毛】が止まらない |
【3か月】経っても【髪の毛】が生えてこない |
【脱毛】が繰り返し起こる |
【脱毛】した部分に【強いかゆみ】を感じる 【眉毛】【睫】など・・・【他の体毛】も抜けてしまう。 |
【円形脱毛症】のガイドライン
【進行期】 | 「触れれば、触れるほど、髪が抜けてしまう」状態。 【Tリンパ球】の活動が活発で、【毛根】を攻撃しています。 |
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【固定期】 | 「髪が抜けてしまったけれど、生えてこない」状態。 「炎症はそれ程起こってないけれど、生えてこない」状態。 |
【円形脱毛症】の治療法
【抗アレルギー薬】 |
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【ステロイド】 | 【塗り薬】【注射】【飲み薬】【点滴】 |
【局所免疫療法】 | 【脱毛部位】に【薬】を塗って、 わざと【皮膚のかぶれ】を引き起こす【治療法】です。
【皮膚がかぶれる】と・・・ 【リンパ球】が活動を始めるので、 その【リンパ球】によって、 【毛根を攻撃しているリンパ球】を やっつけてもらいます。
【6か月】の間【1~2週間】ごとに、 【薬】を塗り続けます。 |
【冷却療法】 | 【脱毛部位】に【液体窒素】をあてる【治療法】です。
【毛根】に【栄養】が行き渡るように、 【血行】を良くする目的で行います。 |
【光線療法】 | 【脱毛】部位に【紫外線】をあてる【治療法】です。
「【リンパ球】の活動を抑える」目的で行います。 |
鍼灸治療:脱毛症の原因
東洋医学では・・・
「髪は血余なり」「髪は腎が司る」と考えます。
脱毛症の原因
【血熱】 | 【精神的ストレス】により、 体内に【熱(例:ほてり)】が発生し、 【乾燥】させてしまった。 |
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【血がドロドロ】 | 【精神的ストレス】により、 【気の巡り】が悪くなり、 【血の巡り】が悪くなる事により、 【ドロドロの悪い血】が溜まってしまい、 【新しい血】が巡らずに、 【毛髪】に【栄養】が行き渡らない。 |
【エネルギー不足】 | 【慢性の病気】【出産】【肉体的疲労】などにより 「気が不足(エネルギー不足)」して、 【毛髪】に【栄養】が行き渡らない。 |
【肝・腎の機能低下】 | 【肝の機能】【腎の機能】が低下している為に、 【毛髪】に【栄養】が行き渡らなくない。 成人に多く、【頭のてっぺん】や 【こめかみ付近】から次第に【脱毛】します。 【頭皮】の【油脂】が多い。
※東洋医学で【定義】された、 【肝の機能】【腎の機能】の事で、 【肝臓】や【腎臓】をさす言葉ではありません。 |
鍼灸治療:【円形脱毛症】の治療
【円形脱毛症】に対する鍼灸治療
【円形脱毛症】は、鍼灸治療による改善が見込めます。
以下の事を目的に、【鍼灸治療】を行います。
また、【頭皮のマッサージ】もしっかり行います。
【毛根】に【栄養】が行き渡るよう、 【脱毛】部位(周辺部)の血行を良くする。 |
【頚】~【肩】の【筋肉】の緊張を取り除く |
【精神的ストレスの緩和】 |
【果糖】【脂肪】を少なく摂る |
日常生活で気を付ける事
「皮脂が多くて脱毛している」方は【食事の指導】が必要です
【果物】【野菜】【穀類】を多く摂る |
【肉類】をさけ、【魚】を多く摂る |
【糖分】【塩分】を少なくする |
【果糖】【脂肪】を少なく摂る |
【洗髪方法】
【頭皮】【毛髪】を清潔にする |
「【爪】を立てて」洗わない |
「強いブラッシング」はダメ |
「洗髪直後のドライヤー」はダメ |
出張専門鍼灸マッサージ治療 ジャスミン
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