膝の関節は、【大腿骨（太ももの骨）】【頸骨（すねの骨）】【膝蓋骨（お皿の部分）】の3つの骨から形成されています。

「3つの骨」それぞれが接触する部分は、【軟骨（数ミリ）】という【クッション】で覆われています。

【大腿骨】と【脛骨】の間には、【クッション】の役割をする【半月板（三日月形）】があります。

【大腿骨】と【脛骨】の間には、【膝の関節】を安定にする為に、【靭帯（ひも）】が4本張っています。

【膝の関節】は、【関節包】という【袋】に包まれています。

【関節包】の内側には【滑膜（薄い膜）】があり、【関節液】を分泌します。【関節液】には「膝の動きをスムーズにする」「軟骨に栄養を与える」役割があります。

【膝】にかかる「体重の負荷を軽減する」役割

【膝】を「スムーズに曲げられる」ようにする

【膝が痛い】

【足】をまっすぐに伸ばせない

動きはじめる時に、「膝がこわばる」「膝が重い」

動き始める時に、「膝が痛い」

常に「膝が痛い」

「膝の曲げ伸ばしができない」

【膝】には「歩く時に体重の2～3倍の負荷がかかる」ので、【体重】は、「軟骨がすり減る」原因になります。

【加齢】とともに【軟骨】がすり減ってきます。

【女性】は、【男性】よりも【筋力】がなく「関節を支える力が弱い」ため。

【O脚】の構造上、「膝の内側」に負担がかかり、「膝の内側の軟骨」がすり減ってしまいます。【O脚】の場合「靴の外側がすり減る」のが特徴です。

「運動をあまりしない」と、【筋力】がなくなり、【関節を支える力】が弱まります。

【激しい運動】や【事故】などにより、【靭帯】や【半月板】を【損傷】している場合は、【軟骨】がすり減る原因となり、2次的に【変形性膝関節症】を発症しやすくなります。

｢膝を温める｣事が主な目的です。

｢靴の中敷きとして使用する｣タイプと、｢足に直接つけて室内で使用する｣タイプがあります。

【膝の負担】を軽減する為に、｢膝に痛みがない側｣に杖を持ちます。【痛みのある膝】と【杖】を同時に前に出す事で、負担を軽減できます。

・【炎症を抑える薬】
・【痛みを抑える薬】

【膝関節】に【注射】して、【ヒアルロン酸】を直接注入します。

【ヒアルロン酸】は、「関節液に似た成分」なので、「軟骨の動きをスムーズにする」、「栄養を与えて軟骨を保護する」効果があります。

｢炎症を抑える｣効果もあります。

基本的に副作用はありませんが、効果が一時的なので、【運動療法】などを併用する必要があります。

【膝】に「小さな穴」をあけて、【内視鏡】を見ながら「軟骨のかけら」を取り除く【手術】です。

「内側の軟骨がすり減っている場合」に適用され、いくつかの方法があります。

例えば・・・【脛の骨】の一部に切り込みをいれて、広げます。その中に【人工の骨】を挿入し、【金属で固定】します。

このような方法により、【膝の内側】に過剰にかかっていた負担を取り除くことなどができます。

「関節の変形が大きい場合」や「軟骨のすり減りが進んでいる場合」などに行われます。

【人工の関節】に置き換える【手術】です。

【人工関節】は、正座ができません。

※膝は120度位曲げる事ができます。

【炎症がある】【腫れている】時は、冷やします。

「お風呂に入る」など【膝を温める】と、【痛み】が軽減されます。

「動作による膝の負担度合い」は、次の通りです。

【歩く時】：体重の2～3倍
【階段の上り下り】：体重の5～7倍
【走る時】：体重の10倍

【膝周りの筋肉】を鍛え、【膝の関節】を安定化させると、【痛み】が軽減されます。

【運動】して筋力upを目指しましょう！！

【椅子】に浅く座る。

【鍛える側の脚】を、前にまっすぐ伸ばし、【踵】を地面につける。

【足先】を立てたまま、【10cm】くらい【脚】を持ち上げる。

【 5秒間】キープしたら、【足】を地面に戻してください。

※【朝】【昼】【晩】に10回ずつ行って下さい。

【椅子】に浅く座り、【裸足】になる。

両方の【親指】と【人差し指】の間に【タオル】を挟む。

【踵】を地面につけて、【両脚】を前にまっすぐ伸ばす。

【タオル】を【指の間】に挟んだまま、【外側】に広げ、【5秒間キープ】したら一旦休む。

※【朝】【昼】【晩】に10回ずつ行って下さい。

【横向き】に寝る。

【上側の足】を、【膝】を曲げずにまっすぐ伸ばしたまま持ち上げ、【5秒間キープ】します。

一旦、【足】をおろします。

※【朝】【昼】【晩】に10回ずつ行って下さい。

【太もも】の間に【ボール】を挟みます。

【ボール】を【太もも】で【5秒間】押しつけます。

一旦、楽にします。

※【朝】【昼】【晩】に10回ずつ行って下さい。