血管・血圧について
【鍼灸治療を行っている症状一覧】ではございません。
こちらは「簡単な言葉を使用して病気についてご紹介している」ページです。
「病気を知る」事は「病気を防ぐ」事に繋がります。
【東洋医学】の最大の目標は「発病を未然に防ぐ事!(予防医学)」です。
「健康意識を高める!」「病気予防の意識を高める」目的で、ご紹介致します
「鍼灸適応疾患」には該当しておりません。
【鍼灸治療】に関しては、以下のページでご確認下さい。
血管について
血管の構造
血管は「内膜」「中膜」「外膜」の3層構造です。
◆内膜◆
内膜には、「血液をスムーズに循環させる」役割があります。内膜は「内皮細胞」からできていて、血管の健康管理をしています。
◆中膜◆
中膜には、「血圧を受け止める」役割があります。中膜は、弾力性のある「平滑筋細胞」からできていて、伸縮する事で圧力を受け止めています。
◆外膜◆
外膜には、「血管を保護する」役割があります。
内皮細胞の働き
内皮細胞は「一酸化窒素」や「プロスタサイクリン」という物質を放出します。
◆一酸化窒素の作用◆
・血管の緊張をとく
・脂肪を放出する(ダイエット作用)
◆プロスタサイクリン◆
・血小板が固まるのを防ぐ
・血管を拡張する
血管に良い食事
食事に気を付けると、2~3か月で「血管の内皮細胞の機能が改善される」ので、血管の老化を防ぐ事ができます。
◆青魚◆
「血小板を集まりにくくする(EPA:エイコサペンタエン酸)」 働きや、「悪玉コレステロール・中性脂肪を減らす(DHA:ドコサヘキサエン酸)」の働きがあります。
例)サンマ、アジ、イワシ
◆大豆たんぱく◆
「悪玉コレステロールの酸化を防ぐ」働きがあります。
例)納豆、豆腐
◆海藻類・こんにゃく◆
「血中のコレステロールを下げる」働きがあります。
◆カリウム◆
「カリウム」には、「摂り過ぎた塩分を排出する(塩分を摂りすぎると、血圧が上がってしまいます。)」「血管を保護する」働きがあります。
例)野菜や果物
◆マグネシウム◆
「マグネシウム」には、「血管の緊張をとく」働きがあります。
例)貝類、とうもろこし、ナッツ類
◆食物繊維◆
血糖値が平均的に高い事よりも、急激に上がる方が、血管に対するダメージが強いと言われています。食物繊維には、食べ物の吸収を緩やかにして、直後の血糖値の急激な上昇を抑える働きがあります。
例)ゴボウ・きのこ類
血圧について
血圧の基準値
血圧の基準は2種類あります。診察室では緊張して高くなってしまう場合があるので、「診察室血圧」は「家庭用血圧」よりも5mmHg高く設定されています。
◆診察室血圧◆
正常・・・130/85mmHg
高血圧・・・140/90mmHg
◆家庭血圧◆
正常・・・125/80mmHg
高血圧・・・135/85mmHg
一日の血圧変動
一日の血圧変動を見てみると、通常は「寝ている間に下がり、朝になると上がり」ます。ところが高齢者の場合は、よく眠れない為に夜間~早朝にかけて高い血圧が持続する「夜間早朝高血圧」の方が多く見られます。
※血圧の差が激しいと、心臓の負担や脳卒中のリスクが高まります。
正しい血圧の測り方
・座ってリラックスして測定する。
・心臓と同じ高さで測定する。
・いつも「同じ側の腕」・「同じ時間」・「同じ姿勢」で測定する。
家庭で血圧を測定するタイミング
一日2回(朝・夕)に測定する!
◆朝◆
・起床後1時間以内・・・脳卒中・心筋梗塞のリスクが高い時間帯
・排尿後・・・膀胱に尿が溜まっていると血圧が上がりやすくなる
・朝食前
・薬を飲む前
◆夜◆
寝る直前
※入浴後・飲酒後は血圧を下げてしまうので、測定は避ける!
出張専門鍼灸マッサージ治療 ジャスミン
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