貧血について
【鍼灸治療を行っている症状一覧】ではございません。
こちらは「簡単な言葉を使用して病気についてご紹介している」ページです。
「病気を知る」事は「病気を防ぐ」事に繋がります。
【東洋医学】の最大の目標は「発病を未然に防ぐ事!(予防医学)」です。
「健康意識を高める!」「病気予防の意識を高める」目的で、ご紹介致します
「鍼灸適応疾患」には該当しておりません。
【鍼灸治療】に関しては、以下のページでご確認下さい。
貧血とは?
体の隅々まで酸素を運んでくれる赤血球の量が少ない状態の事を「貧血」と言います。
つまり、「体の酸欠状態」を表す言葉なんです。
貧血の診断基準
血液検査でわかります。具体的には、血液の中の赤い色素(ヘモグロビン)の濃度で以下の場合に「貧血」と診断されます。
★男性の場合・・・13g/dl未満
★女性の場合・・・12g/dl未満
★65歳以上の場合・・・11g/dl未満
貧血の症状
・軽い動作でも動機・息切れがする
・すぐに疲れる
・常に頭が重い
・よくあくびが出る
・顔色が悪い
・爪・歯ぐきの色が白っぽい
・口の角が切れる
・爪が割れる
気付かない!中高年者の貧血
貧血は非常にゆっくり進みます。また、酸素の足りない部分は、代償として心臓が頑張って補うので気付きません。通常は、「階段を上る」「急いで歩く」など、酸素がより必要になった時に初めて症状が出てきますが、中高年者の場合は、「あまり動かない」「年のせいかな?」と思ってしまい、より気付かれない事が多いようです。
貧血の原因
以下の理由により、「最終的にヘモグロビンがうまく作られなくなる」と・・・貧血になります。
◆血液を作る栄養素の不足◆
鉄、葉酸、ビタミンB12
◆二次的に発生◆
出血をしない病気から、二次的に発生する場合があります。
リウマチ、肺がん、感染症(肺炎、結核)、腎臓病など
◆血液の病気◆
血液を作るところに異常が起きると、「血液がうまく作られない」「作られても途中で壊れてしまう」などにより貧血になります。中高年に多く、貧血が強くでる病気としては、白血病、多発性骨髄腫(他に、腰痛・背中の痛みなどの症状が伴ないます)などがあります。
※赤血球だけでなく、血小板(血を止める働き)や白血球(感染を防ぐ働き)などもうまく作れなくなるので、熱や出血斑など症状も出てくる場合があります。
老人性貧血とは?
中高年者特有の貧血の事を「老人性貧血」と言います。
非常に軽い貧血(10~11g/dl)で、「検査しても病気とはいえない」「日常生活に支障がない」ので、治療の必要がありません。これは、年齢とともに腎臓や骨髄などの機能が低下して、ホルモンの産生などが悪くなってしまうために起こります。
鉄欠乏性貧血
鉄が必要な理由
鉄は、血液の中の赤い色素(ヘモグロビン)の材料です。鉄が不足すると、赤血球がうまく作られなくなり、鉄欠乏性貧血になります。
鉄分を含んだ食物を摂取すると、まずは赤血球を作るために使用され、余った鉄は肝臓や脾臓に貯蔵されます。そして、体の中の鉄が不足すると、貯蔵されている鉄が使用されるようになっています。中高年になると鉄分の吸収が悪くなる(胃酸があまり出なくなるため)ので、鉄欠乏性貧血になりやすいのです。
鉄が不足した場合の治療
鉄剤を服用します。
※貯蔵分も補う為、少なくとも6カ月間
鉄を多く含む食品
鉄分の吸収が高い動物性食物は、 お肉、お魚、レバーなど。
植物性食物としては、青物野菜(小松菜、ホウレンソウ、ブロッコリー)、ひじき、豆類などがあります。植物性食物は、ビタミンCと一緒に食べると鉄分の吸収が良くなります。
慢性的な出血にご注意!!
慢性的な出血により、いつの間にか鉄欠乏性貧血になっている場合があります。慢性的な出血には次のようなものがあります。
・胃や腸の癌や潰瘍
・婦人科疾患(子宮筋腫、子宮癌など・・・)
その他の貧血
葉酸の不足による貧血
葉酸は、骨髄の中で血液を作る時に重要な栄養素です。日本人の食事では、あまり欠乏する事はありません。治療には、葉酸の薬を服用します。
ビタミンB12の不足による貧血
ビタミンB12は、骨髄の中で血液を作る時に重要な栄養素です。「胃を切除」したり、「胃酸があまり出ない萎縮性胃炎」により、ビタミンB12が欠乏してしまい貧血になります。治療として、ビタミンB12を注射します。ビタミンB12は、レバーに多く含まれます。
腎臓病による貧血
腎臓では、赤血球の産生に必要なホルモン(エリスロポエチン)を産生します。その為、腎臓病によりエリスロポエチンが産生されなくなると、貧血になります。この場合の貧血に対する治療には、エリスロポエチンを注射します。
出張専門鍼灸マッサージ治療 ジャスミン
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