「プロスポーツ選手」や「女優」など、世界中で愛用されている「吸玉療法」(Cupping therapy)は、「カップ」を皮膚に「ビッタリ密着」させる、陰圧(外よりも気圧が低い状態)を利用した伝統的な民間療法です。「鍼灸治療」でも、「刺絡療法」として活用されています。
当店では、鍼灸治療の中で「必要と思われる方」に対して限定して「吸玉療法」を行っております。
「プロスポーツ選手」や「女優」など、世界中で愛用されている「吸玉療法」(Cupping therapy)は、「カップ」を皮膚に「ビッタリ密着」させる、陰圧(外よりも気圧が低い状態)を利用した伝統的な民間療法です。「鍼灸治療」でも、「刺絡療法」として活用されています。
当店では、鍼灸治療の中で「必要と思われる方」に対して限定して「吸玉療法」を行っております。
「吸玉療法」は、
多くの国で親しまれている
数千年の歴史がある「民間療法」です。
「背中」や「お腹」などに、
「真空状態」になった「カップ」を
「吸着」させ刺激を与えることによって、
「血液」や「リンパ液」の流れを良くします。
血液は「酸素・栄養素・体温」を
体の隅々まで運んでくれるので、
「冷え症」の解消になり、
「病気になりにくい体」へと導いてくれます。
「免疫細胞」が正常に働ける体温は「36.5℃」で、
そこから「1℃下がる」と「免疫力が30%下がる」と言われています。
「感染症」などで発熱するのは、
「体温の上昇」で「免疫細胞を活性化」させて、
「病気と戦う力」を上げようとしているからです。
「刺激量を調節」でき「マッサージ効果」も高いので、
刺激した部分の「皮膚の色」が変化しますが、
「7~10日」程で「皮膚の状態」はキレイに戻ります。
「皮膚をカップで引っ張る」事で、
血の滞りのある「毛細血管」が傷つき、
「皮膚表面に現れた」状態が
「溢血斑:いっけつはん」として出現します。
※その為、初回が最も色濃くなります。
「同じ箇所」を間を開けずにやっても、
「痕は薄く出現する」程度です。
施術後は「水分を多く摂る」事で、
体内に溜まった「老廃物の排出」を更に促します。
● 刺激により「痒くなる」事があります。
※「ジャグジー」当てた部分が痒くなるのと同じです。
● まれに「水膨れ」が出来る場合がある。
※「刺激が強すぎた」可能性があるので、
「吸引力を下げる」「放置時間を短くする」などで、
調節する必要があります。
※当院では「時間放置をしない」ので「水膨れができる」可能性はほぼありません。
東洋医学では、
「気・血・水」の3つの要素が、
「スムーズに流れている状態」を良いと考えます。
この中の「血」に相当する
「血液」の流れが悪くなると、
体内に「老廃物」(毒素)が溜まってしまい、
これを「瘀血:おけつ」と呼びます。
「瘀血」は、
「筋肉の凝り」「痛み」「痺れ」「倦怠感」など、
様々な症状の原因として考えられています。
その為、
「瘀血の排出」を目的とした様々な治療法があります。
日本でも、
昔は「蛭に血を吸わせて」
「血を排出」させていたそうです。
※「江戸時代の薬種屋」では
「生きた蛭」を飼っていて、
様々な症状に対して「吸血させた」そうです。
「太い鍼」(三稜鍼など)で皮膚を刺してから、
「吸玉のカップ」を「皮膚に密着させる」事で、
出血を促す「刺絡療法」(瀉血:しゃけつ)があります。
「瘀血の有無を調べる」には、様々な方法があります。
例えば・・・
「刺激した皮膚の色の変化を観察する」事で判断できます。
火を扱うので「ガラス製のカップ」を用います。「アルコールを含んだ脱脂綿」に火を付け、「ガラス玉の中」入れてすぐ「皮膚」にあてます。
「血を出さない」で吸玉を皮膚に吸い付かせる方法です。「ガラス製」以外に「プラスチック製」「シリコン製」のカップがあります。
「プラスチック製」は「圧力を調整できる」ので、最も普及しており、「業務用」から「家庭用」まで、様々なタイプがあります。
身体に「オイルを塗布」してから、「カップ」を「皮膚にピッタリ密着」させたまま、カップをスライドさせます。「広範囲を刺激する」ことができる上、「痕が残りにくい」のが特徴です。
皮膚に「小さな傷」をつけてから、カップを吸着させる事で、出血を促す方法です。