【種から育ててハーブを活用!植物療法 】#6 ラベンダー
香りに癒され、育てて楽しい。「ハーブの女王」ラベンダーをあなたの暮らしに。
ラベンダーは、その優美な香りと薬効で、古くから「ハーブの女王」と称されてきました。紫の花を揺らす姿は見る人を癒し、香りは心を穏やかに整えてくれます。この記事では、植物療法の観点から、ラベンダーの基礎知識、育て方、保存方法、さらにはアロマやハーブティー、スキンケアの活用までを丁寧に解説。植物を育てるよろこびと、日々のセルフケアにつながるラベンダーの力を、一緒に再発見していきましょう。
📝目次
【1】ラベンダーってどんな植物?
ラベンダー(学名:Lavandula angustifolia)は、シソ科ラヴァンドラ属の多年草で、地中海沿岸が原産。紫色の小花と爽やかな芳香が魅力で、「ハーブの女王」とも呼ばれています。古代ローマでは入浴や洗濯に用いられ、名前の語源もラテン語の「洗う(lavare)」に由来します。
ラベンダーには多くの品種があり、それぞれ香りの質・成分・用途・気候適応性が異なります。
ラベンダー品種マップ
Lavandula属(シソ科)
├── 1. 真正ラベンダー系(*L. angustifolia*)🌸《香り・飲用・精油向き》
│ ├── Hidcote(ヒドコート)
│ ├── Munstead(マンステッド)
│ ├── Royal Velvet(ロイヤルベルベット)
│ └── Melissa(メリッサ)…白花系
│
├── 2. ラバンディン系(*L. x intermedia*)🌿《精油・クラフト向き》
│ ├── Grosso(グロッソ)…精油生産量No.1
│ ├── Provence(プロヴァンス)
│ ├── Dutch(ダッチ)
│ └── Super(スーパー)
│
├── 3. ストエカス系(*L. stoechas*)🌼《観賞用向き》
│ ├── Otto Quast(オットークァスト)
│ ├── Ballerina(バレリーナ)
│ ├── Anouk(アヌーク)
│ └── Madrid(マドリード)
│
├── 4. デンタータ系(*L. dentata*)🌿《温暖地向け・観賞用》
│ ├── Green Fringe(グリーンフリンジ)
│ └── Fringed Lavender(別名)
│
├── 5. プテロストエカス系(*L. pinnata* / *L. multifida*)🌱《暑さに強い・レア系》
│ ├── Egyptian Lavender(エジプシャン)
│ └── Fern Leaf Lavender(シダ葉ラベンダー)
│
└── 6. その他の系統/地域変種
├── L. latifolia(スパイクラベンダー)…ラバンディンの親種。カンファー多い
├── L. lanata(ウーリ―ラベンダー)…銀白色の葉、乾燥に強い
└── L. viridis(グリーンラベンダー)…レモン様の香り、精油に珍重
<1-1> ラベンダーの系統
ラベンダーは、香りや用途に応じていくつかの系統に分けられます。主に以下の2つの系統がよく使われており、それぞれに特徴があるため、使用目的や香りの好みによって、使い分けるのがよいでしょう。
1. 真正ラベンダー系
「真正ラベンダー」は、ラベンダーの中で最も代表的な種であり、香りが優れているとされています。学術的にはこの種が最も純粋なラベンダーとみなされています。また、鎮静・抗不安作用が穏やかで、安全性が高いため、特にアロマテラピーでは最も信頼されているラベンダーの品種です。
イギリスで栽培されることが多いため、「イングリッシュラベンダー」とも呼ばれますが、植物学的には真正ラベンダー系が正確な名前です。
- 学名: Lavandula angustifolia(ラベンダー・アンガスティフォリア)
- よく使われる呼び方:「イングリッシュラベンダー」や「真正ラベンダー」
- 精油の品質:高品質な精油を得ることができ、リラックスや鎮静作用が優れているため、精神的な安定やストレス軽減に効果があります。
- 成分:リナロールや酢酸リナリルを多く含み、これらの成分が鎮静や抗不安、安眠作用を促します。安全性も高く、アロマテラピーで非常に広く使われています。
◎特徴
香りは甘く、上品で優雅。花の色は紫や薄紫で、最もよく知られる「ラベンダー」として一般的に認識されています。寒冷な地域で育ち、精油は非常に高品質。
用途としては、ハーブティーやスキンケア、リラックス効果を期待した医療用途に使用されます。特にアロマテラピーでは、その優れた鎮静作用が重視されています。
真正ラベンダーの精油は数少ない「直接肌に塗布しても比較的安全」とされる精油のひとつで、火傷や傷口への応急処置にも使用されることがあります(※使用時は個人差や希釈が推奨されます)。
2. ラバンディン系(フレンチラベンダー系)
バンディンは、イングリッシュ系ラベンダー(L. angustifolia)とスパイク系ラベンダー(L. latifolia)の交配によって生まれたハイブリッド種です。
そのため、「ラバンディン系」と呼ばれることが多いですが、栽培地域や用途によっては「フレンチラベンダー」とも呼ばれます。
- 学名: Lavandula x intermedia(ラベンダー・インターメディア)
- よく使われる呼び方:「ラバンディンラベンダー」や「フレンチラベンダー」
◎特徴:
香りはややシャープで清涼感があり、イングリッシュ系よりも強い香りを持っています。フレッシュでエネルギッシュな印象を与え、精油の抽出や消臭、クラフト用途に広く利用されています。
イングリッシュ系よりも乾燥に強く、栽培が比較的簡単です。
📌2つの異なる系統が存在
ラベンダーには、「イングリッシュ系・フレンチラベンダー系」という系統と「真正ラベンダー系・ラバンディン系」という2つの異なる系統の呼び名が存在します。
- イングリッシュ系
イギリスで栽培されるラベンダーはその香りが特に「上品」や「高品質」とされるため、イギリス産のラベンダーに**「イングリッシュラベンダー」**という呼び名がつけられました。商業的な呼び方として広く使われているため、「イングリッシュ系」という名称が定着しています。 - 真正ラベンダー系
一方で、「真正ラベンダー系」は、植物学的には最も純粋なラベンダー品種(Lavandula angustifolia)を指す名前です。他の品種(ラバンディンやスパイク系)との交配がないことから、最も基本的なラベンダー種として「真正」という形容詞が使われています。
そのため、「真正ラベンダー系」という名前は、学術的な分類に基づいた正確な呼び方です。
<1-2> まとめ
真正ラベンダー(L. angustifolia)は、フローラルで柔らかい香りと低カンファー含有(刺激成分が少ない)が特徴で、口にしてもやさしく、ハーブティーやお菓子など食品への利用に向いている安全性が高い品種です。
一方、ラバンディン系やフレンチ系は、カンファー(スーッとする香り成分)を多く含むため、苦味や刺激が強く、飲用にはあまり適しません(※使用基準や濃度管理次第で利用されることもあります)。
ラバンディン系は、精油の含有率が高く、抽出に向いた「実用的・量産型ラベンダー」
系統名 | 学名 | 香り | 系統特徴 | 主な利用 |
---|---|---|---|---|
真正ラベンダー系 | L. angustifolia | 甘く上品 | イングリッシュ系 | ハーブティー、スキンケア、医療 |
ラバンディン系 | L. x intermedia | シャープで清涼感 | フレンチ系 | 精油抽出、消臭、クラフトスト |
ストエカス系 | L. stoechas | 独特で重め | スペイン系 | 観賞用、鉢植え |
デンタータ系 | L. dentata | 軽くやや草っぽい | アフリカ系 | 観賞用 |
プテロストエカス系 | L. pinnata, L. multifida | レモン調・軽快 | 南国型 | 観賞用 |
スパイク系(広葉) | L. latifolia | カンファー強 | スパイク系 | 精油(咳・筋肉用) |
系統名 | 耐寒性 | 耐暑性 | 備考 |
---|---|---|---|
真正ラベンダー系 | ◎ | △ | 精油グレードが高く刺激が少ない |
ラバンディン系 | ◎ | ◎ | 高収量で商業用に多用 |
ストエカス系 | △ | ○(※) | 比較的暑さに強いが、日本の梅雨〜猛暑には注意が必要 |
デンタータ系 | △ | ○ | 温暖地向き。葉に鋸歯あり |
プテロストエカス系 | × | ◎ | 見た目がラベンダーらしくない |
スパイク系(広葉) | △ | ◎ | 医薬・工業系精油に活用 |
補足:
◎:とても強い/向いている
○:やや強い/ある程度向いている
△:弱い/環境により難あり
×:基本的に不向き
※ ストエカス系の「○」は条件付き(暑さには比較的強いが、高湿度には弱い)
【2】各地で愛用されるラベンダー
≪2-1≫ 使用が盛んな国ベスト5
- フランス:プロヴァンス地方が有名。香水やアロマの原料として世界的に知られています。
- ブルガリア:精油生産量は世界トップクラス。国策としてラベンダー産業を推進。
- イギリス:園芸文化が発達し、多くの品種が育成されています。
- アメリカ:広大な土地で観光農園や精油生産が盛ん。
- 日本:北海道・富良野を中心に観光資源として人気。香料や園芸用としても親しまれています。

地域 | 主に育てられている系統 | 備考 |
---|---|---|
フランス(プロヴァンス) | 真正ラベンダー・ラバンディン系 | 精油・香水産業の中心地 |
ブルガリア | ラバンディン中心 | 世界最大の精油生産国(年産250t以上) |
日本(北海道) | イングリッシュ系 | 富良野など冷涼地向き |
アメリカ(オレゴン・カリフォルニア) | 全系統(気候に応じて) | 観光・オーガニック市場で人気 |
地中海周辺(原産地) | 多系統が野生化 | 高地に真正系、平地にスパイク系など |
≪2-2≫ 世界文化とラベンダー
〜香りに込められた歴史と象徴〜
ラベンダーはその優雅な香りと薬効から、古代より多くの文化圏で大切にされてきました。古代エジプトではミイラ作りの防腐剤として、古代ローマでは入浴時の香料や清浄用のハーブとして活用されていました。また、中世ヨーロッパでは香水や虫除けに使われ、宗教的な儀式にも登場。キリスト教文化においては「清らかさ」「献身」の象徴とされ、ラベンダーの花言葉には「沈黙」「あなたを待っています」など、静かで深い意味合いが込められています。文学や絵画の中にも、ラベンダーはしばしば内面の浄化や穏やかな祈りのモチーフとして描かれています。
このように、ラベンダーは単なる植物ではなく、香りと効能を通じて人々の生活と精神文化に寄り添ってきた存在です。以下に、世界各地でのラベンダーの具体的な利用と文化的背景を詳しく紹介します。
📌 地中海沿岸地域:古代ギリシャ・ローマ時代のラベンダー文化
地中海沿岸はラベンダーの原産地の一つ。古代ローマ人は、ラベンダーを「ラヴァーレ(Lavare)=洗う」に由来する名で呼び、沐浴(ラバンダ浴)に使用していました。浴場ではラベンダーの花や抽出液を湯に加えて、体を清めたり香りを楽しんだりしていました。また、ラベンダーを室内に吊るして虫除けとしたり、香油として用いて傷の手当や皮膚の保護に役立てていた記録も残されています。
📌 中世ヨーロッパ:修道院医学とラベンダーの薬草利用
中世に入ると、修道院を中心とした「修道院医学」が発展し、ラベンダーは神経の鎮静、頭痛や不眠の改善、感染症の予防などに用いられるようになります。特に14世紀の黒死病(ペスト)の流行時には、空気を清めるハーブとして修道院や家庭で重宝されました。また、ラベンダー入りのハーブブーケ(ノーズゲイ)は街を歩く人々が鼻に当て、悪臭や病気から身を守る護符的な役割を果たしました。
📌アロマテラピーの原点:近代医学への架け橋となった「ガットフォセ事件」
20世紀初頭、フランスの化学者ルネ=モーリス・ガットフォセは、実験中の事故で手に火傷を負った際、とっさに手をラベンダー精油に浸したところ、驚くほど早く痛みと炎症が引いたという体験を記録しました。この出来事が後に「アロマテラピー」という言葉と療法の誕生につながり、精油の薬理効果や自然療法としての可能性が一気に広まっていきます。
【3】 ラベンダーの効能
≪3-1≫ 内用と外用
- 内用:ハーブティーとして飲むと、リラックス効果や消化促進、不眠の改善に役立つとされます。
- 外用:精油を使ったアロマテラピー、入浴剤、スキンケア、虫除けなどに活用されます。やけどやニキビのケアにも使われることがあります。
効能 | 民間療法での使用法 |
鎮静・安眠 | ハーブピローや入浴剤にして睡眠導入 |
抗炎症・殺菌 | 精油を希釈して肌トラブルや傷に塗布 |
頭痛緩和 | コットンに精油を垂らしてこめかみにあてる |
消化促進 | ハーブティーで胃腸の緊張を和らげる |
≪3-2≫ 有効成分
主な成分は「リナロール」「酢酸リナリル」「カンファー」など。これらが鎮静、抗菌、抗炎症、鎮痛、リラックスなどの作用をもたらします。
成分名 | 主な効能 |
---|---|
リナロール | 鎮静作用、抗不安作用、抗菌作用、血圧降下、リラックス効果。香水やアロマに多用される。 |
酢酸リナリル | 鎮静・鎮痛作用、セロトニン分泌促進による幸福感・安眠効果。リナロールと組み合わさると相乗効果あり。 |
カンファー | 鎮痛・血行促進・抗炎症・去痰作用。スーッとした香りで、筋肉痛や肩こり、呼吸器ケアに使われる。 |
【4】育て方ガイド
- ラベンダーは日当たりと風通しの良い場所を好みます。
- 水はけの良い土を使い、乾燥気味に育てるのがコツ。高温多湿に弱いため、梅雨や真夏は蒸れに注意。
- 剪定や植え替えは春か秋が適期です。
- 剪定のポイント:開花後すぐの切り戻しが翌年の花付きを良くする。木質化した下部は剪定せず、新しい枝を生かす。
📌「梅雨や真夏の蒸れに注意」って、具体的にどうするの?
◎ 土と鉢の工夫
- 水はけの良い土(赤玉土+腐葉土+パーライトなど)
- 素焼き鉢やスリット鉢で通気性アップ
- 鉢底石をしっかり敷く
◎ 植え方と場所
- 株間を広くとる(風通し命!)
- 雨が当たりにくい場所に移動(鉢植えなら軒下へ)
- 高植え(地面より少し高く植えると水がたまりにくい)
◎ 剪定と管理
- 開花後すぐに切り戻し(蒸れ防止+株のリフレッシュ)
- 枯れ葉や混み合った枝を間引く
- 梅雨前に軽く刈り込むのも効果的
◎ その他
- マルチングは控えめに(湿気がこもる)
- 夕方の水やりは避ける(朝にサッと)
【5】収穫・乾燥・保存
≪5-1≫ 自然乾燥の方法
- 乾燥:開花直後の晴れた朝に花穂を切り取り、風通しの良い日陰で逆さに吊るして乾燥させます。1〜2週間でドライフラワーに。
- 保存:密閉袋・瓶で冷暗所に。香りが飛ばないよう注意。

≪5-2≫ 食品乾燥機
乾燥機を使うと、色や香りが比較的よく残るので、ハーブティーやポプリ用におすすめです。
◎収穫時の注意点
- 開花直前の朝に収穫(香りと精油成分が最も豊富)。
- 雨上がりや湿った状態は避け、乾いた状態で摘む。
- 花穂の下でカットし、虫や土がついていないか確認。
◎洗い方
- 基本的に洗わず使用するが、気になる場合は水に軽く浸して振り洗い。
- その後、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る。
◎乾燥機の設定と手順
- ラベンダーを重ならないようにトレイに並べる。
- ハーブ用または35〜40℃の低温設定にする。
- 2〜4時間程度乾燥(機種により異なる)。
- 花がカサカサになり、指で崩れる程度になれば完了。
- 完全に冷ましてから密閉容器で保存。
📌収穫タイミングの何故?( 開花直前? 開花直後?なぜ朝?)
- ドライフラワーやクラフト用なら、開花直前〜2分咲きがベスト。花が落ちにくく、形がきれいに保てます。
- 香り重視(ポプリや精油抽出)なら、開花直後〜7分咲きが最も香りが強いタイミングです。
- 「朝」が良い理由は、香り成分(精油)が最も濃縮されている時間帯だから。日中になると揮発してしまうため、晴れた朝のうちに収穫するのが理想です。
【6】ラベンダーの活用法と注意点
活用法:アロマオイル、ハーブティー、ポプリ、サシェ、バスソルト、スキンケア、料理(クッキーやハーブミックス)など多岐にわたります。
⚠️ 使用時の注意
- 精油は直接肌に塗らず、必ず希釈する。
- 妊娠中や乳幼児への使用は精油を避ける(刺激が強いため)。
- てんかん体質の方は使用前に医師に相談。
- 過剰摂取やアレルギーにも注意が必要です。
- 食用の場合、無農薬・食品グレードのラベンダーを使用すること。
1️⃣ラベンダーハーブティーの作り方(1人分)

◎効果:
- リラックス、安眠、胃の不調緩和、ストレス緩和
- 女性特有の不調にも◎
◎材料:
- 乾燥ラベンダー:ティースプーン1(約0.5〜1g)
- 熱湯:150〜200ml
- (お好みで)カモミール、レモンバーム、ローズなどをブレンドしても美味
💡 ブレンドのおすすめ:
- ラベンダー + カモミール:寝る前のリラックスブレンド
- ラベンダー + ローズ + ミント:リフレッシュブレンド
◎作り方:
- ティーポットまたはカップにラベンダーを入れる。
- 熱湯を注ぎ、蓋をして5分ほど蒸らす。
- 茶こしで濾して、好みではちみつを加えてもOK。
📝 注意点:
- ハーブティーは1日1〜2杯を目安に。飲みすぎると逆に頭痛や胃もたれを起こすことがあります。
- 妊娠中は医師と相談のうえ使用を検討してください(ハーブによっては子宮刺激の可能性あり)。
2️⃣ラベンダーサシェ(香り袋)
◎材料:
- 乾燥ラベンダーの花:大さじ3
- コットンまたはガーゼの布(10×10cm)
- リボンや糸
◎作り方:
- 乾燥ラベンダーを布の中央に置く。
- 包み込むように布を結び、リボンで口を閉じる。
- 引き出しや枕元に置いて、リラックス効果&虫除けに。
3️⃣ ラベンダーバスソルト

◎材料:
- エプソムソルト:100g
- 乾燥ラベンダー:大さじ2
- ラベンダー精油:5滴
◎作り方:
- 全ての材料を混ぜて密閉容器に入れる。
- 入浴時にお湯に大さじ2〜3を入れて使用。
4️⃣ラベンダーシロップ
◎材料:
- 水:200ml
- 砂糖:200g
- 乾燥ラベンダー:大さじ1〜1.5(※無農薬)
◎作り方:
- 鍋に水と砂糖を入れて火にかけ、砂糖が溶けたら火を止める。
- ラベンダーを加えて、10〜15分ほど抽出。
- 濾して瓶に入れる。冷蔵保存で2週間ほど。
◎使い方:
- 炭酸水で割ってラベンダーソーダに
- 紅茶に少量加えて香り付け
- ヨーグルトやパンケーキにかけても◎
5️⃣ラベンダーアロマスプレー(抗菌用)
◎材料:
- 無水エタノール:30ml
- 精製水:70ml
- ラベンダー精油:10滴
◎作り方:
- スプレーボトルに無水エタノールを入れる。
- ラベンダー精油を加えてよく振る。
- 精製水を加えて再度よく混ぜる。
◎用途:
- 空間の消臭
- 布製品の除菌
- 寝具やソファのリフレッシュ
6️⃣ 自家製ラベンダークッキー

◎材料(約20枚分):
- 薄力粉:150g
- バター:100g(常温)
- 砂糖:50g
- 卵黄:1個分
- 乾燥ラベンダー:小さじ1(細かく刻む)
◎作り方:
- バターと砂糖をよく混ぜ、卵黄を加えてさらに混ぜる。
- 粉とラベンダーを加えて混ぜ、ひとまとめに。
- 冷蔵庫で30分寝かせ、型抜きして170℃で15分焼く。
まとめ
ラベンダーは「癒しの象徴」として古今東西で重宝されてきました。香りによる心の安定と、抗菌・鎮静など実用的な力を併せ持つラベンダーは、植物療法の中でも万能選手ともいえる存在。日常に優しく取り入れて、自分自身のケアに役立ててみてはいかがでしょうか?
■種から育てて薬草・ハーブを活用!
※参考1:薬草療法・ハーブ療法について
※参考2:民間療法とは?